コスモス苑月寒 スタッフブログ
2階:食欲の秋、アップルパイ作りです。
コロナ渦での生活が続いておりますが、可能な範囲での
レクリエーション:余暇活動は実施しております。
さて、今月のおやつレクは何を作ろうか、そんなことを
考えながらふとテレビを見ていると気になる内容が…
ヒル、ヒル〇〇デス♪ヒル♪「本日の魔法のおやつは…」
うん?おっ!これはいい!!(⌒∇⌒)
という事で、テレビからヒントを得て「餃子の皮で作る簡単
アップルパイ」作りに挑戦です。
しかし「りんご」だけでは寂しいので「サツマイモ」バージョン
もご用意!コロナ渦で憂鬱な毎日を払拭するべく「参加したい」
と、何名かの入居者様と一緒に調理開始です。
具材になる「りんご」と「サツマイモ」は男性職員(華麗な包丁
さばき)がご用意し、入居者の皆様には餃子の皮に包む作業をし
て頂きました。
説明を真剣に聞かれ、いざ!!昔取った杵柄で、指先に水をつけ
器用に包んでいく方、しっかり皮がついているのを確認せず次の
工程に進む少しせっかちな方、職員と「よいしょ、よいしょ」と
掛け声をかけフォークで縁に後をつける方、出来上がりを職員に
随時確認される慎重な方など、皆様の反応も様々です。
順調に皆様の協力のおかげで全部の具を包み、あとは揚げて完成
のみとなりました。
揚げるのは勿論、華麗な包丁さばきを披露した男性職員2名…しか
し、ここでハプニング発生!!!
男性職員A「中身は何が入っているか、食べてからのお楽しみなの?」
男性職員B「あっ!!」
そうなんです、皆さんに中身を分けることなく包んでもらっていたの
で、どれがりんごでどれがサツマイモなのか、サッパリ分からなく
なってしまっていたのです(冷や汗)
男性職員A「よし、半分に切ろう!」
これで解決、皆様にそれぞれの味を無事提供できる事になりました。
さて、皆様に感想を伺うと…
「美味しい!」、「サクサクして美味しいよ」、「固い」、「いや固い
のが美味しいのさ」等、最後には職員をかばって下さった発言など色々…
今回はハプニングもあり大好評にはほど遠いおやつレクでしたが、
次回は汚名挽回、最高のおやつを作る!と心に誓った職員一同なの
でした。
コスモス苑月寒 2階介護職員
職員のつぶやき⑦「あ、秋」
コスモス苑の裏に月寒川が流れています。日本の河川行政で
典型的な三面コンクリート張りの、人工的な流れになってしま
った川。その昔、暴れ川といわれていた面影はほとんど残って
いません。
それでもそこそこ水流があり、瀬の淵や淀みにはウグイや泥鰌
などが泳いでいるのを見ることが出来、目を楽しませてくれます。
昼休憩の時や人疲れした時など、川べりを散策するのが自分の
日課。春には柳、夏にはオオバコなどが茂る川沿いを歩いている
と、気持ちも身体も癒されます。
そして一番の楽しみがこの時期。秋の到来を告げる訪問客が顔を
出します。北から渡ってくる冬鳥。鴨。
今年は二番いの鴨たちが羽を休めていました。秋、ですね。では
ここで一句。
「忍ばせて 鴨浮く川に 近づけり」
拙作の駄句です。お目汚しを、ご容赦。
コスモス苑 施設長
今日のランチは握り寿司!
今日は行事食『握り寿司』の日です。年に2回行っている行事
ですが、今回は特養フロアで実演しました。
先月、2F敬老祭で使用した屋台(2階主任の力作)に寿司屋風
の暖簾をかけ、寿司屋の雰囲気を出しています(手作り感満載
なのはご愛敬)。
4Fでは喫茶スペースを利用し、寿司カウンターも出現‼男性
入居者様2名様に、カウンターで召し上がって頂きます。
調理師がフロアに上がってくると『職人さんが来たよ』と声を
かける職員。
目の前で握ってもらい、『握りたては美味しいわ』と5貫ペロリ
と食べてしまった方。
握った寿司を桶に入れ、職員が威勢よく配る姿に会場も盛り上が
っていました。
今年はなかなか外出もできず、室内で過ごしている入居者様に少し
でも外食気分を味わって頂けたのではないでしょうか。
普段、ミキサー食を召し上がっている方も、美味しそうにマグロの
たたきを召し上がっていたと聞き、嬉しく思います。
追記))果物はシャインマスカットを提供しました。初めて提供した
シャインマスカットに『これ、高いんだよ~』と職員が叫んでいまし
た。『甘くて美味しいね』と入居者様もにっこり(^_^)
コスモス苑月寒 管理栄養士
職員のつぶやき⑥「鎮魂と再生の物語」
趣味は読書と自負している相談員が、最近・過去に読んで気に
入っている本を「私的な読書感想文」としてご紹介します。今回
は漫画です。
『イヴの眠り』(全5巻) 吉田秋生 著、小学館
吉田秋生さんと言えば2015年に映画化もされた『海街diary』(全
9巻)も有名ですが、代表作といえばやはり『BANANA FISH』
(全20巻)だと思います。
『BANANA FISH』は累計発行部数1200万部:アッシュ・リン
クスが主人公の傑作ハード・ロマン、その『BANANA FISH』と
作品世界を一部共有する作品が2001年小学館漫画賞受賞作:有末静
と雨宮凛の双子の物語を描いたスーパーロマン『YASHA -夜叉-』
(全12巻)、その続編が『イヴの眠り』です。
『イヴの眠り』は副題が「YASHA NEXT GENERATION 」と記され
ており、『YASHA -夜叉-』の18年後の世界が描かれています。
今作の主人公は有末静の実娘:アリサ・クロサキですが、3作品に渡り
登場するシン・スウ・リンの活躍や、『YASHA -夜叉-』の主要人物で
あるケン・クロサキとルー・メイの過去エピソードが1巻目に盛り込ま
れており、全5巻とボリュームこそ少ないですが満足度は高いです。
ハードな描写も多く、『海街diary』で初めて著者の作品を読んだ方には
かなり衝撃的かもしれません。ですが緻密な世界観とキャラクター設定、
アクションとリアリティーを追求した物語、そしてハードな展開の中に
も人間愛があり、それこそが吉田秋生先生の真骨頂だと思います。
未読の方は『BANANA FISH』『YASHA -夜叉-』『イヴの眠り』と、
3作品連続で読んでみることをお勧めします。結局3作品の紹介となりま
したが…。以上、お勧めの漫画でした。ディスミス(解散)!
コスモス苑月寒 生活相談員
職員のつぶやき⑤「趣味の話を…」
NASAの最初のスペースシャトル打ち上げのとき
乗組員の会見で、ある記者が「シャトルに何か持って
いく音楽はあるか?」との問いに「バッハ、ベートー
ベン、ビートルズ」と見事なまでに完璧な答えをした
乗員がいました。
音楽の偉大な3B。その当意即妙さと絶妙さに感激した
のを覚えています。ただ同時に自分は違うなあ、とも思い
ました。自分だと「モーツァルト、ベートーベン、ビート
ルズ」になる。ああ、モーツァルト‼。あの至上のピアノ
かな日差しの中、ベランダで本を読むのは
この上なく至福の時です。
ところが10年位前から、この黄金のトライアングルをスク
ウェアにしてしまうアーティストに夢中になっています。
09年に解散した英国のロックバンドoasis。ブリットポップ
というよりロックそのものを革新させたバンド。出したアル
バムのほとんどの曲がアンセムという素晴らしいバンドです。
先日、惜しまれながら閉館したスガイディノスの代わりに
移転して名前も「サツゲキ」と改めた映画館で、oasisのフロ
ントマンだったリアムギャラガーのドキュメンタリー映画
バンド解散からの絶望と挫折、そして復帰から
ソロでの栄光をつかみ取るまでの歩みを描いた
もの。ファンでなければ全く面白くない映画で
すが、自分なりに少し不満は感じつつも楽しく観終えました。
ただその時、別のことに感心しことがあります。コロナ対策です。
入館時に2回の検温。マスク必着。シアターに入るときに再度検温。
もぎりも手ではなくQRコードで。席も間を空けての着座。これで
収益は大丈夫なのかな、と心配になるくたらいでしたが、ここまで
してやっと安心して鑑賞できるとも思いました。介護の世界も大変
ですが、エンターテイメントの業界も苦労しています。一刻も早く、
以前のように心置きなく映画や音楽を鑑賞できる日が来ること願って
やみません。
コスモス苑月寒 施設長
職員のつぶやき④
突然ですが、みなさん卓球はお好きですか?私は小学生
の息子が学校の卓球クラブに所属したのをきっかけに、
1か月程前から週末は親子で卓球に勤しんでます。
自宅から近い月寒体育館で主に練習していますが、開場
の朝9時に行くと計14台の卓球台が全て埋まっていること
もある程、人気の高さが伺えます。中学生や大学生と思し
き若者から年配の方迄、幅広い世代の方々が白熱したラリー
を繰り広げています。
因みに月寒体育館は終日卓球場が開放されており、尚且つ市内
の他の体育館より料金が100円程安い280円で、サッポロシティ
Wi-Fiも完備されています。お近くにお住まいで卓球をしてみた
い方、ぜひ足を運ばれてみてはいかがでしょうか。午前中なら
11時以降が比較的空いていてお勧めです(ラケット、玉、上靴
はお忘れなく)。
コスモス苑月寒 生活相談員
4階行事:敬老動画リレー!
9月23日水曜日(晴れ)
今日は4階敬老会の様子をお伝えします(^^)/
4階では今年長寿のお祝いに該当する方が、100歳の
方を含め5名いらっしゃいます。
5名の方の紹介をする際に、その方が生まれた年にどんな
出来事があったかをのコメントを一緒に添えて、紹介しな
がら記念品を贈呈しました。
長寿のお祝いの後はお食事です。今回の目玉は手巻き寿司!
今までは予め作ったものをお出しするのが定番でしたが、ご自身
の食べたいものを、その場で巻くライブ感的な?提供にしました(笑)
皆さま、もりもり食べて職員の巻き手が追い付かないんじゃないか…
って位食べて下さいました。大成功!
え?ウニが食べたかった!?叶えられるよう努力します(+_+)
そしてメインはというと…敬老祭と言えば…???
他の階は着々と準備が進む中、実は4階はほぼノープランでした(._.)
8月ももう終わりかけた頃、時代の最先端?「動画リレー」なんて
どう?の声から動画リレー???と、動画リレーが良く解らない中
(甘い考え)行う事に…(〃▽〃)
そして動画リレーを構成する為に、入居者様の動画撮影に挑んでいく
のですが…。まぁ~これが大変でした。
撮影したい時に、入居者様はベッドで休まれている….いつもは機嫌が
良いのに…意思疎通がスムーズなのに…と、撮影を見送ることも度々
でした。と、苦労話になってしまいましたが、そればかりではござい
ません!
寝ていても、ご機嫌がよくなくとも、カメラを向けると皆様そこは役者
です。少しカンペ付きの意図的な演出は否めませんが、入居者様ご自身
のアドリブが凄かった(^^♪(笑)
敬老への抱負を語って頂こうと思っていたのですが…抱負はもちろん、
ご家族へ向けてのメッセージもあり、普段は見られない顔を拝見でき、
笑いあり、涙ありの動画になったと思います。皆様、来苑が出来る様に
なった際はぜひぜひ鑑賞下さいませ(今回は静止画でのご紹介です)。
終わってみて振り返ると、今回の敬老祭は2つのチャレンジが
ありました。
一つは、手巻き寿司。ライブ感なんてカッコ良いことを言いま
したが、遠目から見ると正直、大変そうでした…。が、終わった
後に職員に感想を聞くと「大変だった」の言葉の前に、
「みなさん凄い食べたね」「お一人お一人の好みがよくわかった
ね」等、前向きな返答が聞かれました。さすが4階職員!!(笑)
もう一つは行事デジタル化の波到来?「動画リレー」です。
出来上がってみて達成度100%!!完成度は…50%?(笑)
課題も多く残りましたが、新たなチャレンジとして勉強になること
も多かったです。
また、普段みられない入居者様の思いを感じ取ることができ、身の
引き締まる思いになりました。これを機に、4階職員は一層チャレンジ
(無茶ぶり)していきます!!(笑)
コスモス苑月寒 4階介護主任
駅弁で楽しむ全国津々浦々⑥
今月の駅弁は『静岡県 竹取物語』です。本物のお弁当は
竹で編んだ籠に入っていますが、今回はどんぶりで…。
ゆで落花生を使用した落花生おこわの上に赤魚の塩焼き、
ホタテの照り焼き、竹の子や椎茸の煮物、栗の甘露煮、生麩、
あみえび等々、たくさんの具材がのりました。釜飯風の豪
華な見た目になったと思います。
さて、いつもの様に感想を聞きながら巡回していると『駅弁
シリーズの日だね』と声をかけて頂きました‼ 駅弁シリーズ
を始めて半年、やっと定着してきたようでとても嬉しく思いま
した。
『落花生の入ったおこわなんて珍しいね。向こうの人はこういう
食べ方をするのかい?』『こんなに色々のっていたらおかずいら
ないね』という感想も頂きました。
昔、旅行が好きだった方に話を聞きに行くと『静岡に旅行へ行って、
バスの中から富士山を見たよ。お茶畑の緑がきれいで、お茶も美味
しかった。浜中湖ではうなぎが採れるみたいでうなぎ弁当を食べて
いる人もいたよ。懐かしいわぁ~』と昔の思い出を聞かせてくれま
した。
また、デイサービスの利用者様の中には『今回初めて駅弁が当たった
(その方は週1回利用の為、今回が初めてだったようです)ポスター
や箸袋は持ち帰ってファイリングしておくよ』
また、カレンダーを見ながら『次回は12月24日に食べられるな。楽し
みにしているよ』と仰って下さいました。この企画が皆さんに喜んで
頂けている事が実感でき、大変うれしく思います。
10月は兵庫県の『からだ想い弁当』を提供予定です。来月も皆さん
から、いろいろなお話が聞けることを楽しみにしています。
コスモス苑月寒 管理栄養士
3階行事:敬老笑点!
チャンチャラチャラララ♪チャンチャン♪(笑点のテーマ)
職員のつぶやき…③
教育学者の故 宗像誠也はその理念を問われて
「人間の尊厳を打ち立てる教育」と述べました。
学生時代にその言葉を学んで以来、私の心の糧
として今でも大切にしている思想のひとつです。
人間の尊厳を打ち立てるためには、一人ひとり
の個性を豊かに花開かせることが最も肝要だとも
考えています。それは特養で福祉の実践をする際に
も、決して疎かにできないことだと心して仕事に仕
えてきました。
ところで先日、今年20回目となる「さっぽろレインボ
ープライド」に参加し、大通りから札幌駅前を行進して
きました。
ご存じの方も多いと思いますが、これはLGBTといわ
れる性的マイノリティの方々の生き方を認め、互いに
尊重しようという趣旨のもと行われているものです。
人それぞれ、いろんな生き方があっていい。お互いの
個性を認め合い尊重する。虹が七色に輝くように、人は
いろんな光を持って生きています。でも虹色ははっきりと
分かれてはいません。色が重なり合ってグラデーションを
形作っている。人もきっちりと区別できるものではなく、
多様性を持った人生を生きています。その個性、多様性を
重んじるのはコスモス苑の入居者様60名の方々の、一人ひとり
の生き方を尊重することに繋がっているようにも思います。
札幌は全国に先駆けて「パートナーシップ制度」を導入した
市です。今年のパレードには全道すべての市長から共感の祝辞
が届きました。始まったばかりの頃、沿道から心無い言葉を浴び
せられたり、ゴミを投げつけられたりしたことを思うと隔世の感
があります。
どんな人でも自分の人生を自分のものとして生き抜く権利がある。
そのことを大切にして、これからも歩いていきたいと強く思った
一日でした。パレードの最後に手を離したバルーンリリースは、あい
にくの曇り空でしたが、とても輝いて天高く舞い上がっていきました。
コスモス苑月寒 施設長
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