コスモス苑月寒 スタッフブログ
5月11日:癒音(いおん)コスモスを実施しました。
5月11日(水)10:00より、4階サービスステーション前にて癒音コスモス:
音楽療法を実施しました。
5月に入って先月と曲目も変わり、当日は「茶摘み」「森の水車」「かあさんの
歌」「岸壁の母」「東京ラプソディー」「蘇州夜曲」「夕焼け小焼け」の順で、
5月8日「母の日」に因んだ曲を織り交ぜながら、皆さんで歌唱、演奏をしま
した。
音楽療法のプログラムでは、それぞれの曲目に「ねらい」が設定されて
います。例えば上の写真は「かあさんの歌」歌唱時のベル単音奏の場面で
すが、それぞれのグループで3色別のベルをお持ち頂き、ド・ファ・ソの
単音奏に取り組んで頂いています。
ADLの維持・向上、心身共の活性化を目標に、入居者様の潜在能力を
引き出すことが出来るような音楽療法を、今後も楽しみながら皆さまに
取り組んで頂きたいと思っています。
月寒コスモス苑 生活相談員
編集後記:
趣味は読書と自負している相談員が、最近・過去に読んで気に入った本を「私的な
読書感想文」としてご紹介します。今回は育児書です。
『子育てにとても大切な27のヒント-クレヨンしんちゃん親子学』 汐見 稔幸 著、
野原しんのすけ一家 著 双葉社
子をもつ親として私も何冊か育児書は読みましたが、「ためになり笑える」という内容で
特にお勧めの育児書です。
タイトル通り、国民的マンガ『クレヨンしんちゃん』を題材に、マンガの中の一コマを
紹介しながら、子育ての上での大切なポイントをわかりやすく説いています。
私は元々ギャグマンガとしての『クレヨンしんちゃん』が好きで、コミックスを読んでい
ても必ず1度は笑ってしまうのですが、その感覚で読んでも充分楽しめると思います。
そういう意味では、育児本としてだけでなく読み物としても充分面白いと感じており、
ある種のヒーリングブック感覚で、肩の力を抜きたい時に良く読み返しています。
もちろん育児本としての要点もしっかり紹介されています。その中でもEQ:心の知能
指数について考えさせられるマンガの一コマがあるのですが、そのページで私は毎回
泣いてしまいます。
お手軽な育児書として、また育児ストレスに悩んでいる時にもお勧めの1冊です。
興味のある方は、同著の第2弾である『のびのび子育て こんなお母さんなら大丈夫!
クレヨンしんちゃん親子学』 も、併せて読むことをお勧めします。
3階:外出行事がありました。
去る5月1日(日)、3階フロアで外出行事がありました。
当日は4名の入居者様が参加されました。コスモス苑から
大型のワゴン車で出発し、サイクリングロードで桜観賞をして、
八紘学園でお好きなものを飲食して頂くというコースでした。
当初の予定では目的地に着いたら車からお降り頂き、季節感
も楽しんで頂く予定でしたが・・・・・。
当日はあいにく肌寒い気候だった為、車の車窓から風景を楽し
んで頂く事となりました。それでも、車内で食べる八紘学園のツキ
サップソフトクリームもまた、格別だったと思います。
5月8日(日)も同様の企画を予定していますが、天気予報では午後から
雨マークが・・・。何とか晴れてくれることを祈るばかりです・・・。
ともあれ、これからの季節は外出に適している為、外出行事はこれから
も増えていく予定です。また随時、このブログでご報告していきます。
月寒コスモス苑 生活相談員
編集後記:
私事ですが、最近休日は自転車で遠出をするようにしています。遠出と言っても往復
10キロ位の距離ですが、小学2年生の息子と一緒に天気の良い休日は気の向くままに
自転車の旅を楽しんでいます。
普段の移動はどうしても車に頼りがちですが、自転車だと適度な運動にもなる上、全身
で季節感を感じることもでき、なかなか爽快な気分になります。
以前ご紹介した本『座らない!成果を出し続ける人の健康習慣』でも、健康維持の為の
運動の重要性が記されていましたが、楽しみながらできる運動としてのサイクリング、今後
も継続したいと思っています。くれぐれも交通安全には気をつけながら・・・・。
4月20日:癒音(いおん)コスモスを実施しました。
4月20日(水)10:00より、4階サービスステーション前にて癒音コスモス:
音楽療法を実施しました。
前回4月6日に引き続き「花」「北国の春」など、春らしく爽やかな歌と曲と
演奏が、フロア中に響き渡りました。
今回はセラピストの方が春に因んだ造花の花束を手にし、入居者様お一人
お一人に回りました。聴覚だけでなく、視覚からも春の息吹を感じて頂けたので
はないかと思います。
また、本日はセッション中に、4月お生まれの入居者の方々のお祝いをさせていた
だきました。4月お生まれの7名の方々に、お一人お一人にバースデーソングを演奏に
合わせて、参加して頂いたみなさんで歌唱しました。
次回は5月11日(水)10:00~を予定しております。ご家族の方もご自由に参加して頂け
ますので、ご関心のある方は是非お越し頂ければ幸いです。
月寒コスモス苑 生活相談員
編集後記
趣味は読書と自負している相談員が、最近・過去に読んだお気に入りの一冊を「私的な読書感想文」としてご紹介
します。今回ご紹介するのは小説です。
『サヴァイヴ』近藤文恵 著 新潮社
自転車のロードレースを主題にした小説で、シリーズものとして現在までに4作品発表されています。1作目の『サクリ
ファイス』は第5回本屋大賞第2位、大藪春彦賞を受賞しています。
『サヴァイヴ』はその3作品目で、シリーズ中唯一の短編集なのですが、個人的に4作品の中で一番おもしろいと思って
います。
全作品に共通しているのは、自転車のロードレースを主軸に様々な人間ドラマやミステリー要素が交錯する点ですが、
中でもこの『サヴァイヴ』はそれが一番色濃く表現されていると感じています。
単行本、文庫版の両方で出版されていますが、個人的には(文章はもちろん一緒ですが)単行本がお勧めです。表紙に用い
られている写真と、発売当時の単行本の帯に書かれている文章(個人的にこの帯に書かれている文章に、編集者の魂が込めら
れていると思っています)が、読み終えた時の感動をより昇華させてくれます。
誰が読んでも文句なしに面白くて泣ける、貴重な1冊だと思っています。文字だけでここまで人の心を震わせることができる
のかと、小説の素晴らしさと有り難みを読む度に再認識させてくれるので、元気を出したい時によく読み返しています。
1作目を知らなくても面白く読めると思いますが、1作目の世界観を知った上でこの『サヴァイヴ』を読むと、その感動は何倍
にも増幅されます。以上、今回のお勧めの1冊でした。
4月14日:全体研修を実施しました。
昨日4月14日、月寒コスモス苑にて全体研修を実施しました。
今回の研修テーマは今話題の「マイナンバー制度について」です。
「札幌市出前講座」の一環で、札幌市総務局 情報システム部シス
テム調整課課長 長沼秀直様にお越し頂き、マイナンバー制度の利点
や要点について、わかりやすくご教授頂きました。
マイナンバー通知カードは既に各世帯に届いているものの、施行前
から制度の運用に対しての批判も多く、まだまだ普及には時間がかかると
言われています。
しかし実際に市の職員の方からお話を聞くことで、マイナンバー制度その
ものを身近に感じることが出来ました。特に利点だなと個人的に感じたのは
「最寄りのコンビニで住民票の写しや印鑑登録証明書が取得できるようになる
」という点でした。今年の12月頃には運用開始予定とのお話でしたが、平日に
区役所に行かなくてもコンビニで手続きできるというのは、誰にとっても魅力
的だと思います。
但しこういったメリットを享受するには、個人番号カードの申請書を申請し、
本人確認の為に市町村窓口で個人番号カードを受取る必要があるので、そこに
敷居の高さを感じたのも事実です。
ともあれ、実際に話をきくことでマイナンバー制度への関心が増したのも事実
なので、後は取得に向けて行動を起こすのみ、と感じました。
今回は介護・福祉から少し離れたテーマの研修でしたが、見聞を深めるという
意味で、いつもの研修とは違う学びが得られたと思っています。
月寒コスモス苑 生活相談員
編集後記:
趣味は読書と自負している相談員が、最近・過去に読んだお気に入りの一冊を
「私的な読書感想文」としてご紹介します。今回ご紹介する本は以下の本です。
『座らない!成果を出し続ける人の健康習慣』トム・ラス・著 新潮社
ビジネスパーソン向けと紹介されている本ですが、日常生活でも非常に参考に
なる点が多く、健康志向がある方なら誰でも興味深く読めると思います。
例えば表題の「座らない」ということについて、過度に「座る」(目安は1日6時間以上
)という行為自体が心臓病やがんなどの罹患リスクを高め「座り続けるのは喫煙よりも体
に悪い」とまで書かれています。
その他様々な不健康な生活習慣に対して、具体的にどう行動すれば改善するかに
ついて、「運動」「食事」「睡眠」面での実践的な処方箋が紹介されています。
私もこの本を読むようになってから、まずは仕事中でも自宅にいる時も、あえて何
か用事を作り、立ち上がる(座らない)時間を増やすように心がけています。
一見無駄?な動作が増えたように思えますが、小まめに身体を動かすことから、少し
ずつ健康因子を増やしたいと思っています。また、季節の変わり目で体調を崩しやすい
この時期、春バテ対策としてもお勧めです。
尚、著者のトム・ラス氏はニューヨーク・タイムズ紙ベストセラー番付の1位となった処女作
『心のなかの幸福のバケツ』でも、ポジティブシンキングの有用性をわかりやすく説いており、
こちらもお勧めの1冊です。
以上、お気に入りの1冊(2冊?)のご紹介でした。次回はお気に入りの小説をご紹介
したいと思っています。
音楽療法:癒音(いおん)コスモスのご案内
月寒コスモス苑では月2回、日本音楽療法学会認定音楽療法士の方3名を
お招きし、音楽療法:癒音コスモスを実施しております。
音楽療法とは「音楽のもつ生理的、心理的、社会的働きを用いて、心身の障害の
回復、機能の維持改善、生活の質の向上、行動の変容などに向けて、音楽を意図的、
計画的に使用すること」と定義されています(日本音楽療法学会HPより)。
入居者様全体の約半数にあたる30名前後の方に、4階サービスステーション前にお集まり
頂き実施しております。ADLの維持・向上、心身共の活性化を目標に、入居者様には
様々な楽器にふれて頂き、演奏にあわせて歌うことで身体全体で音楽を楽しんで頂い
ています。
実施時間は毎回、午前10時から11時迄の約1時間です。季節が感じられる歌唱、
ベル演奏や合奏が、フロア全体に響き渡ります。因みに昨日4月6日(水)に実施した
際の曲目は「春が来た」「青い山脈」「月がとっても青いから」等、春の陽気を全身
で感じることができるラインナップでした。
以上、癒音(いおん)コスモスのご紹介でした。活動の様子は今後も定期的に
このブログでご紹介したいと思います。お楽しみに。
月寒コスモス苑 生活相談員
今日から新年度
4月1日を迎え、今日から新年度になりました。道内は先日から
暖かい日が続いており、改めて春の息吹を感じる今日この頃です。
本日も最高気温が11度と暖かかった為、入居者様も職員も春の
陽気に誘われて、午後から苑の敷地内をお散歩しました。
これから更に暖かくなれば、敷地内の花壇も色鮮やかになり(今は
まだ殺風景ですが・・・)、季節感に溢れた(?)風景をご紹介でき
ると思います。お楽しみに。
月寒コスモス苑 生活相談員
月寒コスモス苑 喫茶のご案内
コスモス苑では毎週月曜日と木曜日の午後から、4階のパーティールーム
にて喫茶を開催しています。地域ボランティアの方がマスターを務めて下さり、
美味しいお飲み物とケーキをご提供しています。
お出しするケーキは曜日替わりとなっており、どんなケーキが出てくるかは
その日のお楽しみ 。種類はレアチョコ、ベイクドチーズ、レア抹茶、マロン、
ティラミス、ピーチ・・・等々、合計10種類のラインナップとなっております。
因みに本日のケーキは、春らしいレアストロベリーケーキでした。可愛い色
合いとお味のケーキに、皆様ご満悦のご様子でした。
喫茶店はデイサービスの利用者様、各階の入居者様、どなたでもご利用できます。
また、入居者様で4階まで来ることが難しい場合、居室への「出前サービス」も実
しております。ご希望の方は、各フロアの職員にご遠慮なくお申し付け下さい。
月寒コスモス苑 生活相談員
編集後記:
私事ですが、先日小学1年生の息子がインフルエンザB型に罹患しました。今年の
1月に既にインフルエンザA型とおたふく風邪に罹患していたので、もう今年は大丈夫
だろうと思っていた矢先でした・・・。
因みにB型に罹患確定した当日、学校に連絡しようと思ったら、連絡網メールで「イン
フルエンザによる学級閉鎖」のお知らせが先に来ました。インフルエンザ、まだまだ恐
るべし・・・。幸い1週間程で学級閉鎖は終了しましたが・・・。
小学生の子供がいる別の職員からは「(子供が)小学生になってからインフルエンザ
に罹患しなかった年はないですよー」との話も聴きました。実体験だけに、非常に説
得力があります・・・。
とはいえ、小学校も春休みに入り、明日からはいよいよ新年度。インフル去れ、春よ来い。
栄養委員会の取り組みについて
今回は月一回定例で行われている、栄養委員会についてご紹介します。
栄養委員会では主に日常の食事について各職員の意見を聞き、行事食の
打ち合わせや、(毎回ではありませんが)栄養補助食品を検討する為の試食・
試飲などを行っています。
また、栄養委員会は入居者様・利用者様の意見を反映させる場でもあります。
『時々パンも食べたいな』という入居者様の声に応え、月一回のパンセレクトを
実施したり、『○○が食べにくい』という声に対して調理法を変えて食べやすく
提供するなど、日々のお食事提供に反映させています。
介護職員、相談員、ケアマネージャー等各職種の職員が集まる為、それぞれの
視点から食事に対する意見を取り入れ、集約しています。
昨年1月より【ソフト食】*を導入した際には、栄養委員会の中で硬さや見た目、
味について何度も議論して、現在の形態が出来上がりました。
*【ソフト食】とは……食材をミキサーにかけた後に専用の粉を使い、見た目も元の料理の
形に近づけた形態のお食事です。咀嚼(噛む事)や嚥下(飲み込む事)が難しい方を対象
とした食事形態です。
食事は栄養士や厨房職員だけが提供する物ではなく、施設全体でより良い物を考え、
検討していくことが大切だと考えています。これからも入居者様・利用者様に喜ばれ
るお食事提供を行う為、コスモス苑全体での検討を続けていきます。
月寒コスモス苑 管理栄養士
↑
来年度に食器を入れ替えする予定です。どのような食器にしようか、皆さまの食欲をそそる
ような食器を現在検討中です。
3月10日:全体研修を実施しました。
3月10日(木)月寒コスモス苑にて『身体にかかる圧の影響と対策』
というテーマで職員対象の研修を実施しましたので、本日はその内容
をご紹介させていただきます。
今回は株式会社モルテン(医療・福祉用品事業メーカー)の方にお越
し頂き、60分間講義と実演を織り交ぜた研修をして頂きました。
講義では、圧が身体の組織内部に及ぼす影響とそのメカニズム、マット
レス等を用いた対策について教わりました。動画を用いた映像も紹介され、
マットレスの3つのメカニズムとその種類(減圧、除圧、体位交換)等、
わかりやすく学ぶことが出来ました。
ベッド上で過ごす時間が多い方に対して、ポジショニング(体位変換、
体位保持)は特に重要です。今回の研修で改めて、その重要性と対策に
ついて職員一人一人が考えることができたと思います。
後半の実演では、当日お持ちいただいた「体位変換付きエアマットレス」
(内蔵されたコンピュータにより、自動的に体位変換と圧を変えてくれる
マットレス)の機能を体験することが出来ました。
私も実際にマットレスに横たわり、その機能を体感しました。非常にゆっくり
と、でも少しずつ体の圧を取り除く心地よい動きを体感している内に、本来の
研修目的から遠ざかるような眠気に襲われ、 我に返った時には研修も終わり
に近づいていたという・・・
というのは冗談ですが、最新の福祉用具の効能を身を持って体感することが
できるという、貴重な研修となりました。モルテンさん、ありがとうございま
した。
月寒コスモス苑 生活相談員
昨日はひな祭り・・・
昨日3月3日は全国的にひな祭り。ということで、月寒コスモス苑でも
フロアにてひな祭り行事を実施しました。
ひな祭りに因んだ人気のお菓子と言えば桜餅ですが、今回は入居者
様に桜餅作りをお手伝い頂きました。
色鮮やかな桜餅作りが一段落した後は宴会の開始です。今回はカラオケ
セットをご用意し、入居者様に素敵な歌声を披露して頂きました。
素敵な歌声でフロア全体が盛り上がったところで、待ちに待った
「お茶会」の時間です。今回は手作り桜餅、ミニケーキ、手作り甘酒
をご用意しました。どれも好評でしたが、特に甘酒はおかわりをされ
る方が多かったのが印象的でした。時折行事などでも甘酒をお出し
することがありますが、やはり甘酒人気は健在ですね。
そんな美味しいメニューに舌鼓を打ちながら、楽しいひな祭りの一時
は瞬く間に過ぎていきました。
北海道は今週から悪天候が続いていましたが、そんな悪天候を吹き飛
ばし、一足早い春を予感させるひな祭り行事となりました。
月寒コスモス苑 生活相談員
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