職員のつぶやき㉒スマホとの距離の取り方を図る
2021-04-16
趣味は読書と自負している相談員が、最近・過去に読んで気に
入っている本を「私的な読書感想文」としてご紹介します。
『スマホ脳』 アンデシュ・ハンセン・著 久山葉子・訳 新潮社
日々スマホ依存を危惧しながら、それでもスマホを必要以上に見る
ことをやめられない・・・・。だからこそ「これは読まねば」と思い
手に取った一冊です。
帯には「スティーブ・ジョブズはわが子になぜiPadを触らせなかった
のか?」という一文があり、それだけでも興味をそそられます。
スマホ依存に対する警鐘的な内容ですが、それを人類の歴史と人体
のメカニズムからも紐解いており、知的好奇心も満たす内容だと
思います。
洋書ですが新書サイズということもあり、1ページ分の文字数は
それ程多くないことと、適宜段落ごとに区切られている為読み易い
と思います。強いて言えば、随所で紹介されているコラムの文章が
本文中の途中で随時挿入されており、それが若干読み易さを妨げて
いるきらいはありますが…。
とはいえ、全てのスマホ世代に必読の書と思われます。以上、お勧め
の一冊でした。
コスモス苑 介護課長