職員のつぶやき⑮行く年や イエスにブッダ アマテラス

2020-12-27

 日本文化の特質を「その雑種性にある」と看過した

のは、現代最高の知性と謳われた故加藤周一でした。

 さらに氏は、日本の文化は古いものに新しいものが

加わるだけで、決して交わったり統一されたりすること

は無く、ただ積み重なっていくだけと論じています。

 

 そのことを痛感するのは、毎年の年末年始ですね。

 師走の25日、イエスの誕生日を祝い、31日には仏陀が言う

煩悩を払う除夜の鐘を突き、明けて新年、春を寿ぐ天照に手

を合わせる。『古事記』『華厳経』『聖書』が混然と且つ整然

と並び立っています。

 

 ですから、日本の無節操を嘆くのではなく、それらを何の不思

議もなく行う事こそが日本の伝統だと思えばいい。

 とはいえ、その伝統も今年は様変わり。コロナ禍の中では、クリ

スマスは本当にごくごく小さな身内だけ。除夜の鐘突きは遠慮。

初詣は行かないのが賢明でしょう。私も初詣ならぬ先詣でに行って

きました。

 

 海外ではワクチン接種が始まったとの報道もありますが、ここ日本

ではまだまだ先の長いコロナとの戦いが続きます。この一年、入居者様

・ご利用者様、またご家族の皆様には面会の制限など大変ご迷惑をおか

けしました。それでも誰一人陽性者が出ることなく年を終わろうとして

います。

 

 手前味噌になってしまいますが、何とか無事に今年を終えられるのも、

日々感染のリスクと向かい合いながら、懸命に介護を続けてくれた職員

の努力に他ならないと、施設長として感じています。

 来年こそ、このコロナが終息し皆が明るい笑顔で日常を取り戻せること

を願って止みません。令和2年、本当にお世話になりました。

 I    wish    your     Happy X’mas    and     A    Happy New Year!!

                        コスモス苑 施設長

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